2020年度

満ち満ちる生命

エフェソの信徒への手紙1章15~23節

澤田直子師

主題聖句 「教会はキリストの体であり、すべてにおいてすべてを満たしている方の満ちておられる場です。」 エフェソの信徒への手紙1章23節
 パウロは、エフェソへの手紙をローマの獄中で書きました。外からもたらされるエフェソの教会についての情報は、とても良いものばかりで、パウロを喜ばせました。エフェソの教会はしっかりと信仰に立ち、同信の人々を助け、伝道者まで生み出しています。それでもパウロは、そこで満足しないでほしい、神の恵みはもっと大きなものだと伝えたいのです。
 パウロ自身は既に「知恵と啓示の霊」を与えられ、心の目を開かれた経験をしています。愛するエフェソの信徒にも、同じ喜びを得てほしいと願って祈ります。
 「また、わたしたち信仰者に対して絶大な働きをなさる神の力が、どれほど大きなものであるか、悟らせてくださるように。」(19節)神の力はわたしたちにも働いています。しかしそのことを悟らない時があるのです。ですから神様は信仰者に「教会」を与えてくださいました。わたしたちは、共に祈り賛美を捧げ、御言葉をいただく礼拝の内に、そこに共に集う信仰者の交わりを通して、自分の内にもキリストの光があることを見い出します。
 それは教えられた知識ではなく、信仰者自身の体験です。主の愛が、時代も国も超えて働いて、教会が世になかったら決して出会わなかったであろう人々を結び付けている、その中に自分もいる。大きな驚きであり感謝です。
 信仰者になる前から、神のお働きはわたしたちに作用していますが、受け皿が小さいときは恵みも小さいのです。イエス様は「からし種一粒ほどの信仰があれば、山も動く」と言われました。
 わたしたちの目が開かれる時、わたしたちは神の御業を見るだけでなくそこに参加します。神様に知恵と啓示の霊を祈り求め、絶大な働きかけをこの身に感じて歩みたいと願います。
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