平和の福音を告げる
エフェソの信徒への手紙2章17~22節
主題聖句 「キリストはおいでになり、遠く離れているあなたがたにも、また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らせられました。」
エフェソの信徒への手紙2章17節
「キリストはおいでになった。」それは私たちには喜びのクリスマスとなりました。私たちと同じ試練を、苦難をも経験されるために、イエス様は来られました。神様が人となられました。そしてイエス様は十字架へと向かわれました。
「遠く離れているあなたがたにも、また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らせられました。」私たちは「平和の福音」を聞くために呼び集められて「教会」が生まれました。イエス様は十字架でご自身を捧げてくださり、この世の分け隔てを滅ぼされ、恵みの「礼拝」へと、どんな人も招いてくださったのです。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」神様が主導権をとり、私たちが招かれたのです。ここに「教会」による新しい時代の始まりを見ることができます。
コロナ禍の今は、改めて教会の本質を見る時になりました。教会にとって、「成長する」とは何か、この答えを各教会は求めています。今、パウロのお言葉は私たちへの励ましと聞こえます。
「教会はキリストにより組み合わされてこそ力を発揮し、そして、成長し続ける。」コロナ禍は、教会に働かれるイエス様のお姿を、改めて知るように促される時です。そして、この困難に兄弟姉妹が一致して臨むことが、教会が成長してゆく原動力となり得ると、パウロは時代を超えて語りかけています。
私たちは今日礼拝へと招かれています。そして共に御言葉を受けて、霊的な力と養いを受けます。成長させてくださるのは神様です。そしてパウロは、私たちでさえも「神の住まい」となることができる、と呼びかけます。
確認しましょう。私たちはイエス様によって、生かされ今日も立っています。ゆるぎない御言葉の「土台」に立っています。私たちは平和の福音を伝えるために、今日も世に出てゆきます。私たちの「成長」は止まりません。
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