最高の道を教えます
コリントの信徒への手紙一 12章31節b~13章7節
主題聖句 「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。」 コリントの信徒への手紙一 13章4節
コリントの信徒への手紙のなかでも大変有名な御言葉です。4~7節は結婚式で読まれることが多いので、ご自分の結婚式を思い起こされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
パウロが1世紀の異文化のコリントの教会に向けて書き送った手紙であることを意識して読んでみましょう。12章の最後にさまざまな賜物を掲げた後で、パウロは「もっと大きな賜物を受けるように」と勧めます。この大きな賜物が「愛」です。名詞ではなく動詞で「愛する」と受け取った方が良いでしょう。
続けてパウロは「最高の道を教えます」と言いますが、具体的にどうしろとは言いません。パウロ自身は異言を語ることも解釈もできました。癒しの奇跡を行ったこともあるし、元律法学者として高度な神学を教えることもできました。自分の全てを捧げる伝道者として、テント職人を生業としながら、福音を伝道しました。しかしそれらの働きも、神を愛し人を愛する心から出るのでなければ何の意味もない、と言うのです。
騒がしいどら、やかましいシンバルとは、当時の偶像の神殿で、参拝者の気分を高揚させるために盛大に鳴らされたものです。パウロが言いたいのは、神と人に対する愛がなければ、祈りも賛美も偶像崇拝に等しい、という厳しい言葉です。
「愛」とは神様から来るだけではなく、信仰者が捧げるだけでもありません。キリスト教は関係を作ることを求める教えです。神様はわたしたちと関係を結ぶために、独り子イエス・キリストまで惜しまず与えてくださいました。このことを知ればおのずと、神様の示される道を見い出し歩みたい願いが生まれるでしょう。これが「最高の道」ではないでしょうか。愛することは時に難しい。しかし「愛は忍耐強い」最高の道を求めましょう。
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