平和があるように
ヨハネによる福音書20章19~23節
主題聖句 『イエスは重ねて言われた。『あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。』 ヨハネによる福音書20章21節
「その日」、マグダラのマリアは、復活されたイエス様と出会い「わたしは主を見ました。」と弟子たちに伝えます。「週の初めの日の夕方」、弟子たちはユダヤ人からの迫害を恐れて一軒の家に集まり、戸にはしっかりと鍵をかけて、隠れていました。マリアの言葉は、弟子たちのユダヤ人への恐れをかきたて、イエス様を裏切ってしまった、取り消すことの出来ないことをしてしまった、という罪の意識をかきたてます。彼らは復活の何も分かろうとせず、戸にも心にも鍵をかけ、ただ恐れの中に固まっています。
その彼らの真ん中、恐れと罪の真ん中に復活のイエス様は立ってくださいました。イエス様は、十字架に打ち付けられた手の傷跡、槍で突かれた脇腹の傷跡を弟子たちに見せ、ナザレのイエスが、今イエス・キリストとして復活されたことを、はっきりと示されました。弟子たちの恐れは、復活のイエス様と出会った喜びへと変えられました。そしてイエス様は「あなたがたに平和があるように」と、今までの日常と変わらない声をかけてくださいました。
「平和」とは、「神が共におられる時」という意味の言葉です。神様が共に居られる時を知り、神様と共に歩む日々こそが、真の平和を知ることです。
「イエス様は重ねて言われた。『あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。』イエス様から弟子たちに新しい使命が与えられ、「聖霊を受ける」ことを命じます。
イースター「この日」何人の人が、洗礼を受け新たな信仰生活を始められたことでしょうか。どれだけの教会で、新たに信仰の兄弟姉妹が喜びの絆で結ばれたでしょうか。復活のイエス様との出会いは、それぞれの方の生活の中で、個人の体験として与えられます。全てオリジナル、オーダーメイド、一点ものです。そしてイエス様は私たちにも語りかけてくださいます。「あなたがたに平和があるように」復活のイエス様は共にいてくださいます。あなたの生活の真ん中に立ってくださいます。神様の真理の平和の道を歩みましょう。
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