弱き者よ、恐れるな
ルカによる福音書2章1~7節
主題聖句 「初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。」 ルカによる福音書1章30節
ルカは、イエス様が本当にこの地上におられた証拠として、当時の大きな出来事を記します。ローマ皇帝アウグストゥスもキリニウスも実在しました。ローマの支配下で、正確に税金を徴収するために、住民登録が行われます。ヨセフもナザレから遠くベツレヘムまで旅をします。ローマの人頭税は成人男子にかけられるものですから、ヨセフ一人で行ってもよかったのです。しかしヨセフはマリアと共に行きました。
それは結婚前に身ごもったマリアをナザレの人々の噂や中傷から守るためだったかもしれません。何にせよ、この旅は、神様からの使命を受けた若い二人が、天使のお告げやこれからのことについて二人だけでじっくりと話し合うことのできる貴重な時間だったでしょう。
当時は職業としての宿屋があったわけではなく、多少の余裕のある家が、空いているスペースを旅人に貸してくれるのが普通でした。時には納屋とか、家主の許しを得て庭先や屋上に寝泊まりすることもあったようです。しかし今にも子どもが生まれそうなマリアに、場所を提供してくれるところはありませんでした。
どうでしょう、わたしたちが自分の心を覗き込んだ時、主のために家畜小屋や飼い葉桶よりも良い物を差し出すことができるでしょうか。このことを考えると、自分の心の寒々しさや乱雑さ狭苦しさを思わずにはいられません。わたしたちは、飼い葉桶の先に十字架の死を見ます。その先に復活の栄光を見ます。教会のクリスマスは決して楽しい明るいだけのものではありません。クリスマスの本当の意味を心に置いて、イエス様をお迎えしましょう。
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