4月11日 礼拝説教概要
「主イエスの御声に従う」 ヨハネによる福音書10章1~42節
私の献身のきっかけは、左遷を経験し、自死寸前に神に引き止められたことにある。直接の召命の御言葉は「私の羊を飼いなさい」 (ヨハネ21:17)だった。主イエスは「私を愛しているか」と3度も問うてから、ご自身の生命と引き替えに守られた大切な羊を、3度も否んだペトロに託された。ここで主は私たちに『主イエスを愛する者』だけが牧会する資格を持っていることを示された。主イエスの羊とは、私たちの周囲で、あなただけが知っておられる迷える魂のことだということを忘れてはならない。
主イエスはヨハネ15章12節と13章14節で「互いの愛し方」を示された。「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である。」(15:12)「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」(13:34)である。この掟のポイントは「わたしがあなたがたを愛したように」である。
主イエスはペトロだけでなく、裏切り者ユダや民衆、そして敵であった私たちをも愛されて、全ての者の罪を贖うために十字架に架かって下さった。こんなにもですか!というほどに深い愛です。この深い御愛を受けた私たちですから、感謝して、喜びに溢れて、主イエスの羊を飼い、互いに赦し合い、愛し合いましょう。また、私たちは、自分自身が本当に主イエスを愛しているかどうかを確認することができます(14:15)(14:23a)。
そして、そうするるならば、世の人々にもハッキリと、私たちがクリスチャンであることが分かりるのです(13:35)。私たちも弟子たちのように、主イエスの掟を守り、主イエスの愛にとどまり、主イエスから「私の友」と呼んで頂きましょう(15:10b)。