神の家族

エフェソの信徒への手紙2章11~22節

 昨年階段から落ちて頚椎損傷をいたしましたが、その事の証も含めてメッセージをと佐々木先生から依頼されました。救急車で運ばれ、「頚椎損傷で、動くようになるかもしれないが、動かないままかもしれない」と言われました。東京聖書学校吉川教会、赤羽教会、ホーリネスの教会の皆様が祈ってくださいました。ところが顔も見た事のない多くのクリスチャンの皆様が僕の為に祈ってくださいました。そこで思わされのが、「神の家族」ということでした。そのことをお伝えさせていただきます。
 12節 また、そのころは、キリストとかかわりなく、イスラエルの民に属さず、約束を含む契約と関係なく、この世の中で希望を持たず、神を知らずに生きていました。とあります。ここから①希望の無い者であった。ことを確かめます。今日の多くの日本の同胞も、罪の赦し、永遠の命の希望があることを知りません。毎日なにげに生活しているとそのことに気が付きません。どんなにこの世界で人の為に労しても、究極は死です。十字架と復活によって死に勝利された主を信じ赦された者こそ希望あるものです。
 16節 十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました。ここから②敵意を滅ぼされた。ことを確かめます。ユダヤ人は異邦人を「神を畏れぬ、暗愚な者達」と軽蔑し、ギリシャ人達はユダヤ人を「偏狭で頑なな民族」と馬鹿にしていました。敵意というと、そんなものは持っていないと思いますが、怒りは、自分が正しいと思うところから起こります。互いに自分の力では正しく生きる事ができないことを認め、主が十字架で互いの責めを御自分が受けて赦しを与えてくださったことを認めたお互いです。互いに赦しあい、愛し合うことが求められています。
 18節 それで、このキリストによってわたしたち両方の者が一つの霊に結ばれて、御父に近づくことができるのです。ここから③一つの霊に結ばれて、という大切なことを学びます。互いにイエス様の十字架の贖いによって赦された。互いに赦しあい、愛し合うと分かっても、主がお送りくださった聖霊様を求めましょう。神の国の命が流れ出る為に。主が、それが送られて、神の国(神の家族)が成ると約束されました。
 22節 キリストにおいて、あなたがたも共に建てられ、霊の働きによって神の住まいとなるのです。④共に建てられ広がっていくことを確認しましょう。霊の働きによってとあります。今、世界はリバイバルが始まっています。世界の教会では、宣教は「聖霊の働き」との理解がスタンダードです。身近な家族、同僚、お隣さんに聖霊様に依り頼んで神の愛を注がせていただきましょう。日本にも神の国が広がります。ハレルヤ!