ドイツ ケルン・ボン日本語キリスト教会での佐々木良子宣教師支える会のHPです

家庭集会   2016/08/20

今日は、ジュッセルドルフ近郊のメーアブッシュという所にお住まいのFさんのお宅で定例の家庭集会が開かれましたが、
人の温かさと強さに感動した時となりました。少し話は 長くなってしまいますが・・・
Fさんのお知り合いで全盲の大学3年生のお嬢さんが、日本から短期でドイツ語の学びの為にブレーメン(北ドイツ)にいらしています。
その方がFさんのお宅においでになるので、ジュッセルドルフ駅のホームで介助の方とFさんと待ち合わせをしていたのですが、
何と彼女の姿はありませんでした。降りそこなってしまったのです。
彼女はブレーメン駅で乗車するときは介助の方が電車の座席まで案内してくださったので、ジュッセルドルフ駅でも到着したら介助の方が座席まで迎えに来て頂けると思い込んでいたそうです。
(ドイツでは本来、介助の方は電車の中には入れない規則があるそうです)
しかし駅に到着してもそのような気配がないので、自力で降 りようと思った時は既に発車してしまったとのことです。
そこで隣に座っていたドイツ人が察してくださり、乗務員にいきさつを説明しその乗務員の気転により様々な所へ連絡が入り、彼女は次の駅で降りることができ、
そこから又、別の電車に乗せて頂いてジュッセルドルフに戻り無事にF宅に到着することができました。
彼女の乗っていた電車は特急電車ですから、次の駅でも降りることもできなかったらとんでもない遠くまで連れて行かれてしまう所でした。
想像しただけでも恐ろしくなってしまいます・・・
しかし、当のご本人はあまり悲壮感もなく多くの方々の愛の連携に支えられたと感謝しておられました。
彼女は今日のことでもっとドイツが好きになったとおっしゃっていました。私た ちはびっくりするやら、ホッとするやら、感動するやらで、素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。
何よりもお一人で日本からおいでになるという前向きな姿勢と力強さに彼女からとても教えられました。彼女が眩く光っていました!
又、集会にはドイツに留学しておられる先生ご一家も参加してくださり、研究をしながら一生懸命子育てもしておられる姿を目にして多くの幸せを頂きました。
今日はいつもとは一味違う世界を垣間見ることができ、密の濃い集会となり感謝でした。 






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